北海道新聞杯の特集記事

第56回クイーンステークス

先週で函館競馬が終了し、今週からは札幌競馬へ舞台が移る。


その札幌競馬の開幕週には、夏の牝馬ナンバーワン決定戦
第56回クイーンステークスが行われる。


第56回クイーンステークスは、
桜花賞馬レジネッタや白毛のアイドルホースのユキチャンなどが出走し、
例年以上に注目を集めそうである。


その第56回クイーンステークスには、
3歳牝馬女王決定戦のオークスから、2着のエフティマイア(蛯名)
3着のレジネッタ(小牧)、10着のムードインディゴ及び
13着のハートオブクィーン(武幸四郎)
が出走する。


エフティマイアは、桜花賞及びオークスの牝馬クラシックで
2戦続けて2着に好走しているように、
3歳牝馬では上位の能力を秘める。


特に、エフティマイアのオークスの2着は、早め先頭の自ら勝ちに行く横綱競馬でのものであって、内容的にはオークス馬トールポピーと互角以上である。


よって、第56回クイーンステークスでは、
初の古馬相手であっても、3歳牝馬トップクラスのエフティマイアには
高い評価を与えるべきである。


なお、第56回クイーンステークスは
札幌競馬の開幕週に行われるので
インが有利な馬場状態である可能性が高い。


そのため、先行力もあるエフティマイアが内枠を引くようであれば、
エフティマイアの評価を更に上げるべき
と競馬理論では判断している。


一方、レジネッタは、オークスでこそ3着に敗れてしまったものの、
エフティマイアを抑えて桜花賞を制しており、
能力的には互角である。


また、レジネッタのオークスの3着敗退にしても、トールポピーに外から寄られる不利を受けてのものであって、悲観すべき内容ではない。


よって、能力的には、
レジネッタとエフティマイアとは互角といっていいだろう。


そのため、第56回クイーンステークスにおいては、距離、枠順、展開及び体調などの様々な条件を考慮して、レジネッタ又はエフティマイアのいずれを上位に評価すべきかを決定すべきである。


一方、ムードインディゴは、オークスにおいて、大外を回らされながらも0秒8差と大負けしておらず、52キロで展開などの助けがあれば通用しないことはない。


よって、第56回クイーンステークスで展開などに恵まれそうであれば、
ムードインディゴに抑え程度の評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


一方、ハートオブクィーンは、オークスで2秒2差と負け過ぎており、
オークスから距離が600m短縮しても、オークスの内容では
エフティマイア及びレジネッタを逆転する可能性はかなり低い


ただし、ハートオブクィーンは、マイル戦の桜花賞では、
レジネッタと0秒2差の4着に好走しており、
第56回クイーンステークスで一概に無視することもできない
と競馬理論では判断している。


関東オークスを圧勝して
一躍アイドルホースとなった白毛のユキチャンも、
第56回クイーンステークスでは人気になりそうである。


しかしながら、ユキチャンは、ダート戦ならば重賞級相手でも通用する能力を秘めるが、フローラステークスの内容を見る限り、芝の重賞では能力不足といわざるを得ない。


よって、第56回クイーンステークスでは、
馬券の期待値を高めるという観点からも、
白毛ということだけで過剰に人気となるユキチャンを軽視して
予想すべきと競馬理論では判断している。


3歳世代からは、ベストオブミー(秋山)及び
メイショウベルーガも第56回クイーンステークスに出走する。


ベストオブミーは、桜花賞トライアルのフィリーズレビューで
2着とレジネッタに先着しており、
単純なメンバー比較では第56回クイーンステークスでも
通用しそうである。


しかしながら、ベストオブミーの第42回フィリーズレビューの2着は、極端にインが有利な馬場を最大限に生かしてのものであり、レース内容の価値は低い。


よって、
ベストオブミーが第56回クイーンステークスで
好走する可能性はかなり低い

と競馬理論では判断している。


一方、メイショウベルーガは、フローラステークスにおいて、前残りの展開にもかかわらず最後方から4着に追い込んでおり、重賞でも通用する能力を秘める。


しかしながら、メイショウベルーガは、追い込み脚質なので、開幕週の前残りの馬場がマイナスに働く可能性が高い。


よって、開幕週に行われる第56回クイーンステークスにおいては、
追い込み一手のメイショウベルーガにも
あまり高い評価を与えるべきではない

と競馬理論では判断している。


古馬では、ザレマ(安藤勝)及び
ヤマニンメルベイユ(柴山)の2頭に注目すればよいだろう。


ザレマは、準オープンクラスの身だが、京都牝馬ステークス2着、福島牝馬ステークス3着の実績が示すように、牝馬限定の重賞ならば通用する能力を秘める。


よって、第56回クイーンステークスにおいては、
ダイワスカーレット及びウオッカを始めとする
最強4歳牝馬世代の代表として、ザレマが恥ずかしい競馬はしない
と競馬理論では判断している。


一方、ヤマニンメルベイユは、
先行馬有利の展開に恵まれたとはいえ、
古馬牝馬女王決定戦のヴィクトリアマイルで4着に好走しており、
実績的には互角以上と言える。


しかしながら、競馬理論は、展開に恵まれて好走していることが多いヤマニンメルベイユの能力自体にはあまり高い評価を与えていない。


よって、ヤマニンメルベイユの過大評価は禁物である。


ただし、先行馬が有利になる可能性が高い
開幕週の馬場を考慮すると、
第56回クイーンステークスにおいては、
ヤマニンメルベイユにそれ相応の評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、
第56回クイーンステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、枠順、馬場状態、展開及び調教などの
様々な要素を加味して
第56回クイーンステークスの予想を決断する。


なお、第56回クイーンステークスは札幌競馬の開幕週に行われるので、通常のレースよりも馬場状態が重要になる。


よって、札幌競馬の初日(土曜日)の競馬から
把握した芝コースの状態を特に重視して、
第56回クイーンステークスを予想する。


競馬理論のファンの方は、
第56回クイーンステークスの予想をお楽しみに。

第55回クイーンステークス

第55回クイーンステークスは、夏場の暑い時期にもかかわらず、牝馬の一線級を含む好メンバーが揃った。
その第55回クイーンステークスでは、G1でも上位争い常連のアサヒライジング(柴田善)及びアドマイヤキッス(川田)が人気になりそうである。


アサヒライジングは、前走のヴィクトリアマイルで強敵相手に2着と好走しており、一時期のスランプから復調なったと見ることもできる。
もともと、アサヒライジングは、オークス3着、アメリカンオークス2着、秋華賞2着の実績が示すように、G1でも通用する能力を秘めていた。
アサヒライジングは、今年に入って調子を崩していたが、ヴィクトリアマイルの2着で完全復調なったとすれば、アサヒライジングにとっては、ローカルのG3戦のクイーンカップは負けられない一戦となる。
しかしながら、競馬理論は、アサヒライジングの能力の高さ自体には高い評価を与えつつも、アサヒライジングには本命を打たない予定である。 なぜならば、アサヒライジングのヴィクトリアマイルの2着は、スローペースの展開と大外が伸びない馬場状態に恵まれたものである可能性が高いからである。
また、折り合いがつかないシェルズレイがクイーンステークスに出走しハイペースになりそうな点も、先行するアサヒライジングにとってはマイナスに働きそうである。
よって、競馬理論は、アサヒライジングを、対抗以下の評価にとどめる予定である。


一方、アドマイヤキッスは、牡馬相手のG1の安田記念で4着しており、牝馬限定戦ならば常に上位争いする能力を秘める。
但し、アドマイヤキッスは、去年のクラシックレースで常に1番人気となったように、人気先行タイプである感は否めない。 しかしながら、第55回クイーンステークスでは、武豊騎手ではなく、川田騎手が騎乗するので、アドマイヤキッスは、いつものように過剰な人気にならない可能性もある。
よって、競馬理論は、人気面を考慮して、アドマイヤキッスに最終的な評価を下そうと考えている。
つまり、アドマイヤキッスが実力以上の人気になるようであれば、評価を落とし、川田騎手の騎乗によってあまり人気にならないようであれば、アドマイヤキッスに高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。


去年のクイーンステークスの覇者のデアリングハートも、好勝負必死である。
デアリングハートは、ヴィクトリアマイルでは外を回って3着に好走しており、レース内容的には2着のアサヒライジングを上回る。 よって、競馬理論は、第55回クイーンステークスにおいて、デアリングハートに、アサヒライジングよりも高い評価を与えるべきと判断している。
ただし、第55回クイーンステークスは去年のクイーンステークスよりもメンバーが強化しており、デアリングハートにとっては、去年のクイーンステークスよりも厳しい競馬になるだろう。
しかしながら、その厳しい競馬をも克服してデアリングハートが連覇を果たす可能性は低くないと競馬理論では判断している。


唯一のG1馬のフサイチパンドラも、能力的には通用する。
フサイチパンドラは、第55回クイーンステークスに出走する有力各馬を退けて、エリザベス女王杯を制してG1ホースの仲間入りを果たしており、能力的には最上位ともいえる。
しかしながら、フサイチパンドラは、非常に気難しい馬であり、近走のように能力を発揮できないレースも多い。
よって、フサイチパンドラにとっては、他馬との能力比較よりも、能力が発揮できるかどうかのみがポイントとなる。
競馬理論は、いつ走るかどうかの判断が難しいフサイチパンドラには、連下程度の評価にとどめざるを得ない。
ただし、フサイチパンドラは、外枠を引いた場合に好走することが多いので、第55回クイーンステークスでも外枠を引くようであれば、フサイチパンドラに高い評価を与えようと考えている。 2連勝で重賞のマーメイドステークスを制した上がり馬ディアチャンスも、第55回クイーンステークスで人気になりそうである。
ディアチャンスは、前走のマーメイドステークスにおいて、後に小倉記念を制すサンレイジャスパーを破っており、絶好調の今ならば第55回クイーンステークスのメンバーでも通用しそうである。 しかしながら、ディアチャンスのマーメイドステークスの勝利は、武豊騎手の好騎乗と展開に恵まれてのものである可能性が高い。
よって、競馬理論は、恵まれてのマーメイドステークスの勝利によって人気となるディアチャンスには高い評価を与えるべきではないと判断している。 また、函館記念組からは、ロフティーエイムが第55回クイーンステークスに唯一出走する。
ロフティーエイムの函館記念の2着は、52キロのハンデとイン有利の馬場で最内を突いた柴山騎手の好騎乗に恵まれてのものであり、内容的には価値がない。 よって、競馬理論は、函館記念の2着で人気が上昇するロフティーエイムにも、ディアチャンスと同様に高い評価を与えるべきではないと判断している。


第55回クイーンステークスでは、3歳馬のイクスキューズも注目される。
イクスキューズは、レベル高い3歳世代であり、牝馬限定戦のクイーンステークスならば古馬相手でも通用する可能性は高い。
ただし、イクスキューズにとっては、微妙に長い1800mの距離が課題となる。
よって、距離さえこなせれば、レベル高い3歳世代のイクスキューズが、古馬をねじ伏せて、第55回クイーンステークスを制する可能性まであり得ると競馬理論では判断している。
以上のように、競馬理論は、第55回クイーンステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。
この有力各馬の能力分析に、今週から開幕する札幌競馬の馬場状態などを加味して、第55回クイーンステークスの最終的な予想を決断しようと競馬理論は考えている。